ActionScript: 2008年8月アーカイブ

20080829.jpg

前からFlashでflvプレイヤーを作ってみたいなとは思っていました。
深い理由があるわけではなくて、なんとなく。Youtubeとか見ながら、これって自作するとどんな感じかな~と。
で、深い理由がないからずっとなんとなくやらずに来て、でも、ついに制作してみました。

サンプルを見てみたい方はこちらをクリックプリーズ

ロードする動画ファイル名は外部XML内に記述します。複数動画を連続再生可能です。
機能は"再生"、"一時停止"、"次の動画へ進む"、"前の動画へ戻る(あるいは現在の再生動画の頭出し)"、"音量アップ"、"音量ダウン"、"シークバーとスライダを使用した再生位置変更"というシンプルなものです。
外部XMLファイルにて"起動時自動再生"、"シャッフル再生"、"リピート設定(一つの動画をリピートするか次の動画へ進むか一つ動画の再生が終わる度に一時停止するか)"は設定できるようにしました。
また、再生ボタンやシークバー等の画像はすべて外部pngファイルを読み込んでいるので、Flashで編集しなくても変更できます。

下記ページにてflaファイル及びswfファイルのダウンロード可能です。もしよろしければお使いください。
mod031 オリジナルパーツ画像使用flvプレイヤー - 青春B■flash素材‐透明な便箋‐
Youtube上の動画をプレイヤー付で気軽に貼り付けられる時代にどれだけの需要があるかははなはだ疑問ではございますが……。動画はかなりサーバ容量必要としますし。

「プレイヤーとしての必要最低限度の機能だけだし制作にそんな時間かからないだろう」と思っていたのですが、けっこう手こずりました。コードもやたら長くなってしまいました。動画再生素材制作初挑戦のくせに油断していました。

悔いが残るのは、まず一つが、動画の再生秒数を自動取得とせずに外部XMLに記述する形としたこと。
NetStreamクラスのonMetaDataでできるかと思ったら、flvの形式によっては取得できないようで……。
良い取得方法があれば教えてもらいたいです。
悔いが残るもう一つは、ボタンクリックによるサーチ(要は再生秒数を進めることと戻すこと)がうまくできなかったことでしょうか。
たとえばflash内で"5秒戻す"って指示を動画に出しても、5秒前をシークしてくれないんですよね。
もっと大雑把なタイミングでのシークしかできない。
これも解決方法あれば教えてもらいたい。


よく考えると、こういったWeb上ですぐに使える形式の素材を配布するの、本当に久しぶりですね。
半年近く振りでしょうか。
このまま使っていただいたり、パーツ変えて使っていただいたり、あるいは動画プレイヤーを自作する参考にしていただいたり、とにかく少しでも多くの方のお役に立てたなら嬉しいな~。

要望等ありましたらフォームよりご連絡くださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします。

20080823a.jpg

以前、本blogにて携帯用Flashの作り方について記事にしました(携帯用Flashの作り方勉強開始参照)。
まあ、実際の内容としましては作り方というよりは作る上で注意しないといけないこと、なのですが。
掲載して3ヶ月以上経過したのですが、この記事が本blogの中でもけっこう読まれていることに気づきました。
需要があるのだなと。

ということで、以下にflashで携帯待ち受けのデジタル時計の作り方を掲載です。
Flash Lite 1.1バージョンです。制作環境はWinXP + Flash CS3 Professionalです。
誰かのお役に立てましたなら幸いです。
ちなみにflaファイルをこちらにて配布しておりますのでよろしければダウンロードください。
下の説明を読むよりファイルを見た方が、多分、早いです。


手順1:パブリッシュ設定の変更

20080823b.jpg

FlashのバージョンをFlash Lite 1.1とします。
今回、以下手順はすべて1.1での制作を前提としております。
2.0以降を対象として制作しても良いのですが、まだ1.1までしか対応していない携帯電話もありますから。
"1.1にすれば全携帯対応"とはいきませんが、2.0よりは多いですので。
また、形式タブを選択してタイプのHTMLのチェックを外しておきましょう。必要ないですから。


手順2:ステージサイズとフレームレートの変更
20080823c.jpg

今回は横240×縦320pxとしました。まあ、一般的なのかなと。
フレームレートは今回5としました。
一秒間に2フレーム移動すればよいので2にしようかとも思ったのですが、処理時間がかかって2フレーム移動に1秒以上かかると一度に表示が2秒進んでしまうので。


手順3:レイヤーを三つ作る。
20080823d.jpg

今回はそれぞれ"as"、"時刻"、"背景"というレイヤー名としました。
また、各レイヤー、2フレーム目まで使用します。
asは各フレームをキーフレームとして使用します。
レイヤーを必ずしも分けないといけないわけではないですが、分けた方が編集しやすいですので。


手順4:背景レイヤーに背景を設置
背景レイヤーに背景画像を設置してください。
文字のみのシンプルな時計にするならなくても良いです。


手順5:時刻レイヤーにダイナミックテキストを設置。
20080823e.jpg

時刻レイヤーにダイナミックテキストを設置し、この際、変数をtime_txtとしておきます。
このダイナミックテキストに文字色やフォントサイズなど設定してください。
また、ダイナミックテキストは表示に充分な大きさとしておきましょう。
フォントにこだわる場合、フォントの埋め込みをするとよいでしょう。
今回は"0~9"と":"と"/"及び曜日に使用する"adefhimnorstuw"だけなので、それほど大容量にはならないかと思います。
表示する文字列を自分なりにカスタマイズする場合(曜日を日本語とするとか)は埋め込むフォントもそれに合わせてください。


手順6:アクションスクリプトのコード記述1
次に、asレイヤーの1フレーム目のアクションに下記コードを貼り付けます。
長々したコードですが、やっていることはものすごく単純です。

/*コードここから*/

fscommand2("FullScreen", true);//全画面表示に
fscommand2( "SetQuality", "high" );//高画質モードに

//年・月・日・時・分・秒・曜日(日~土を0~6)の取得
year = fscommand2("GetDateYear");
month = fscommand2("GetDateMonth");
day = fscommand2("GetDateDay");
hour = fscommand2("GetTimeHours");
minute = fscommand2("GetTimeMinutes");
second = fscommand2("GetTimeSeconds");
weekday = fscommand2("GetDateWeekday");

//曜日の表示形式設定
weekday_0 = "sun";
weekday_1 = "mon";
weekday_2 = "tue";
weekday_3 = "wed";
weekday_4 = "thu";
weekday_5 = "fri";
weekday_6 = "sat";

//年の文字列変換
year = String(year);

//月の文字列変換(一桁の場合は頭に0をつける)
if(month > 9)month = String(month);
else mont = "0" add String(month);

//日の文字列変換(一桁の場合は頭に0をつける)
if(day > 9)day = String(day);
else day = "0" add String(day);

//曜日の文字列変換
weekday = eval ("weekday_" add weekday);

//時の文字列変換(一桁の場合は頭に0をつける)
if(hour > 9)hour = String(hour);
else hour = "0" add String(hour);

//分の文字列変換(一桁の場合は頭に0をつける)
if(minute > 9)minute = String(minute);
else minute = "0" add String(minute);

//秒の文字列変換(一桁の場合は頭に0をつける)
if(second > 9)second add String(second);
else second = "0" add String(second);

//文字列の連結と表示
//\nは改行の文字コード
time_txt = year add "/" add month add "/" add day add weekday add "\n" add hour add ":" add minute add ":" add second;

/*コードここまで*/


手順7:アクションスクリプトのコード記述2
次に、asレイヤーの2フレーム目のアクションに下記コードを貼り付けます。

/*コードここから*/

gotoAndPlay(1);

/*コードここまで*/


手順8:パブリッシュ
パブリッシュしてください。
swfファイルが生成されます。


手順9:swfデータを携帯に移す
生成されたswfデータを携帯に移します。
メールに添付されたswfファイルを開くことができる携帯もあるのですが、メール添付に対応していない携帯もあります。
そのため、サーバにアップロードして携帯側でダウンロードするのがよいでしょう。
もしも配布をお考えの場合はQRのススメ等で二次元バーコード制作ができます。

待ち受け画面に今回制作したswfファイルを設定してください。
これで作業終了です。
お疲れ様でございます。


青春Bはflash素材を配布しているサイトですが、最近その更新が滞っています。
理由はいくつかあるのですが、どういったものが望まれているのかが正直よくわかっていないという部分があります。
ですので、こういった素材が欲しいとかの要望がありましたら気軽にお問い合わせくださいませ。
要望はフォームにて受け付けています。

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