英語学習: 2010年4月アーカイブ

当blogの英語学習に関する記事の一覧はこちらです(随時更新していますのでぜひ合わせてご参照を)。


少し前の話ですが、2010年1月31日のTOEICにて880点を取りました(Listening460、Reading420)。
一応、TOEICの定めるレベルの最高位であるAレベルまで到達したことになります。


ということで、いつものごとく、これまでの勉強内容のまとめ記事です。
過去の記事と重複しまくりですが、被る部分もけっこう手を加えてあります。


参考までに、TOEICの定めるランク表は以下の通り。
TOEICテスト DATA&ANALYSIS(PDFファイル)からの抜粋です。

レベルスコア評価(ガイドライン)
A860〜990Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。
自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても 十分な理解とふさわしい表現ができる。Native Speaker の域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙 ・ 文法 ・ 構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。
B730〜860どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。
通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。正確さと流暢さに個人差があり、文法 ・ 構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。
C470〜730日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。
通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な対応や意思疎通になると、巧拙の差が見られる。基本的な文法 ・ 構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。
D220〜470通常会話で最低限のコミュニケーションができる。
ゆっくり話してもらうか、繰り返しや言い換えをしてもらえば、簡単な会話は理解できる。身近な話題であれば応答も可能である。語彙 ・ 文法 ・ 構文ともに不十分なところは多いが、相手がNon-Native に特別な配慮をしてくれる場合には、意思疎通をはかることができる。
E10〜220コミュニケーションができるまでに至っていない。
単純な会話をゆっくり話してもらっても、部分的にしか理解できない。 断片的に単語を並べる程度で、実質的な意思疎通の役には立たない。


ちなみに私はNon-Nativeとして十分なコミュニケーションなんてできません。

はじめに

本記事についての前提条件等です。


2008年10月18日〜2010年1月31日までの勉強572.2時間、その間の使用教材についてです。
購入した使用教材、及び頻繁に利用したWebサイトについては全部記述しています。


この572.2という勉強時間は「よし、勉強するぞ!」という姿勢で本やPCに向かった時間数のため

  • 移動中にイヤホンで聴く

  • 他の作業中に英語のニュース流す

  • 英語でのチャット

  • 英語でのメールやり取り
といった時間は含まれていません。実際に英語に触れた時間はこの2倍〜3倍はあると思います。
そこまで細かく記録するのが面倒だったというのもありますし、集中していない状況で英語に触れることが時間対効果薄いだろうと考えているからというのもあります。


基本的に勉強に使用した順番で記述しています。

勉強時間推移とTOEICスコア推移

  2008年2009年
  10月18日1月11日3月15日5月31日6月28日7月26日9月13日10月25日
勉強時間累計(単位:時間)0130177.45279310.9336.5390.95429.25
TOEIC
(単位:点)
Listening?345390375450430430430
Reading?350380380400420415375
Total300〜400
(推定)
695770755850850845805

  2010年
  1月31日
勉強時間累計(単位:時間)572.2
TOEIC
(単位:点)
Listening460
Reading420
Total880

TOEICテストこれ1冊で全パートをモノにする
―500点~860点突破のための解法テク&実戦問題


勉強時間:52.5375時間


英語の勉強開始時に選んだ本です。
Amazonで高評価を得ていたので気になって、本屋で実物を見てみたらうまくまとまっている感じだったので購入しました。


内容はTOEICのPART1〜PART7を要点抑えつつ解いていく感じ。
他の本に比べてずば抜けて良いというイメージはないですが、ポイントポイントは抑えているなと思いました。
この本一冊やれば860点とはさすがにいかないでしょうが、そのためのポイントはつかめそう。


私がこの本で何度も繰り返して読んだのはPART5の解説部分です(PART5以外は1回しか読んでいません)。
70ページぐらいに渡って文法の基本(時制について等)が書かれています。
私のように文法知識が乏しい状況から始める人にはかなりいいんじゃないでしょうか。
高度な文法力は身につかないですが、とりあえずTOEICで700点〜800点を狙う程度の文法力は身につくのではないかと。

smart.fm

勉強時間:89.235時間


オンラインでの勉強サイトです。
私が初めてTOEICを受験したとき、単語についてはほぼこちらのサイトにて覚えました。


TOEICを受ける方向けのお勧めは


の二つです。


あと、TOEICはアメリカ発音だけではないため


もやっておくと良いかもしれないです。
アメリカ発音に慣れていて当日「なに、全然聴き取れないよ!」という自体に陥ることは回避できそう。


単語を体系的に覚えるのに向いているかどうかはわかりませんが、ものすごい量の例文に耳で触れられるのがありがたいです。


これだけのサービスを無料で利用できるって、本当にすごい時代になったものですね。


Smart.fm以外にも以下のような英語学習サイトがお勧めです。

  • スペースアルク:アルクによる英語学習者向けポータルサイト。英語学習に役立つ情報が豊富です。

  • Randall's ESL Cyber Listening Lab:リスニング用の問題がEasy、Medium、Difficultという難易度別に掲載されています。TOEFL/TOEIC学習者向けの問題もあります。

  • Breaking News English Lessons:時期にあった話題を元に問題形式で学習可能です。問題量が多いのでやり応えがあります。

  • BBC Learning English:イギリスのBBCニュースによる英語学習者向けサイト。時期に合った記事を元にしたボキャブラリー学習やクイズ等、飽きさせない構成になっています。

  • VOA Special English:アメリカのニュース局Voice of Americaによる英語学習者向けサイト。使用単語を制限する等、学習者に優しい内容となっています。

英語の発音がよくなる本


勉強時間:4.55時間

人によって考え方は違うかもしれませんが、私は英語の勉強を始めるなら最初にやるべきは発音だと思っています。


私の実体験として、音の種類を知らずに勉強を進めるのはしんどかったです。
なので勉強開始して1ヵ月程経った時点でこの本を購入しました。


音の種類を知らないとリスニングとスピーキングだけじゃなくてリーディングさらにはライティングも辛いと思うんですよね。

日本人の英語


主に電車の中や休憩中に読んでいたため、勉強時間の記録はございません。


日本語を元にして英語にしていくことを考える日本人がしやすいミスがうまくまとまっています。
英語の勉強になりますし、それに、単純に読み物として面白いですよ。


ここに書かれているニュアンスを意識せずとも守れるようになりたい。

新TOEICテスト「直前」模試3回分


勉強時間:60.925時間


TOEICは試験ですので、その試験の傾向を知っているか知っていないかで大きく点数が変わります。
ということで、どんな試験なのか知るために買いました。
初受験時の前ですね。


色々とTOEIC向けテクニックが載るっているのですが、その辺りはさほど気にせず、純粋に問題集として使った感じです。
なので、TOEIC向けテクニックを身につけるために良い本かどうかはわかりません。
問題集としては満足しています。

TOEIC TEST 英単語 スピード マスター


勉強時間:91.2575時間


TOEICを初めて受験したとき、もっと単語力をつけないと厳しいと感じて購入した本です。


購入した理由は、長文が充実していたこと、それに、CD付きで耳でも覚えられそうだったから。


勉強法としては

  • まず一回通しでやりつつ、その際に覚えられない部分を抜き出してまとめる(1000個でも2000個でも)。

  • 覚えられなかった部分だけを口に出して何度も読む(回数よりも期間が大事だと思います。1日に15回読むよりは1日1回を15日繰り返すような)。

  • 覚えられなかった部分を覚えている間に覚えていたものが記憶から零れていくので、また通しで学習。

  • 単語だけで覚えると実用性が身につかないので、文全体を口に出して読むことと聴くことも織り交ぜる。
みたいな流れでやりました。
今も継続してやっています。

The NEWSHOURリスニング—NHK BS英語ニュースを聴きこなす


勉強時間:46.88時間


The NewsHourというアメリカのニュース番組の本です。
ディスカッションやインタビューを通じて時事問題について考える番組ですね。


勉強開始して約3ヵ月経過時点、リスニングの苦手さを克服するために購入しました。
TOEIC関係なく、最終的にニュースを聴き取れるようになるという目標もありましたので、適切な書籍かなと。


リスニング390点が450点に上がるまでの過程に使っていた書籍の一つなのですが、点数アップはこの本の力によるところが大きかったと思っています。


この本はいわゆるテクニックを教えるような類の本ではないです。
聴いて問題を解く、という非常にシンプルな構成です。


この本の優れているところは、色々と美点はあるのですが、一番は取り上げられている題材が面白いこと、ですね。
リスニング用の教材なのですが、リーディング本としても充分に興味深い内容です。


書籍にはTOEICスコア600の人が対象とありますが、実際には900以上の人でもかなり聴き応えあるかと思います。


勉強法としては

  • まず一回、本の指示通りに進める。その際に知らなかった単語は抜き出しておく。

  • 二回目は知らなかった単語を抜き出した紙を見た上で聴く。これで聴き取れなかったなら、単語を知らないのではなくて耳が拾えていないからということになる。耳が拾えるようにがんばる。
といった感じで進めました。


ディスカッションを通じての生の英語に触れられる超良書です。

英語のリスニングは発音力で決まる!―UDA式30音練習帳


勉強時間:7.8時間


上に書きました「英語の発音がよくなる本」と同じ、発音強化のために購入しました。


発音の要点をつかむ上では良い本なのかなと思います。


正直、発音本は、私に発音の知識が乏しいので本の善し悪しがわからない……。

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.3〉


勉強時間:26.865時間


半年ぐらい経過したとき、もう『新TOEICテスト「直前」模試3回分』は答えを暗記してしまっていたので買いました。


TOEICの公式本なので、TOEIC試験を体験するためには多分一番の書籍なのでしょう。


私は購入していないですが、今はVol.4が発売されています。

英会話ペラペラビジネス100
- ビジネスコミュニケーションを成功させる知的な大人の会話術


勉強時間:12時間


勉強開始して半年経過した時点で、喋ることにも力を入れていこうという目的で購入しました。

簡単かつ重要な例文だけをひたすらに学習していく感じの書籍。
各項に短いながらも場面設定があって、内容的に聴いていて飽きないです。


この本一冊でペラペラになるのはさすがに難しいと思いますが、この本の内容を身につければ英会話が楽になるのは確かだと思います。
実際に私はこの本の内容にかなり助けられています。

Friends


勉強時間:4.5時間


8ヵ月経過した時点で、どの程度英語のドラマが理解できるものかという目的で見てみました。
それなりに自信あったのですが、はい、まじへこみするぐらいに聴き取れませんでした。


生の英語に楽しみながら触れられるという点では良いと思います。
すごく面白いです。さすがに大ヒットドラマって感じです。
私はかなり笑いました。


ちなみに4.5時間という勉強時間は、英語字幕を見ながら単語の意味を辞書で調べつつ2話まで見終わった時点でのものです。

オンライン英会話RareJob

勉強時間:61.2時間


オンライン英会話スクールです。
月に5000円という安さで毎日25分の講義が受けられます(講義というよりは会話、かな)。
詳しくは過去記事格安オンライン英会話RareJob(レアジョブ)の感想まとめオンライン英会話RareJob(レアジョブ)感想まとめ2-半年経過-をご覧下さい。


始めたのは勉強を開始してから9ヵ月経過した時点です。
最初は想像していた以上に喋れず、聴き取れずでちょっとしんどかったですが、慣れると楽しいです。
安価で英会話の場数をとにかく踏みたいという人にはお勧めです(Rarejobが、というよりも、オンライン英会話が)。

Word Power Made Easy


勉強時間:75.75時間


英語の勉強を開始して9ヵ月程経ったとき、もっと英語に触れることをしないとこれから先辛いなと感じて購入した本です。
TOEICのためというわけではなく、アメリカのラジオ等で多量の英語が頭に入ってくるとかなり混乱してしまう状況だったので。


語源を身につけることによって英語のボキャブラリーを増やすといった類の本です。
洋書です。日本語はどこにもありません。英語びっしりで500ページ以上です。


内容がすごい面白いですし、文章も読みやすいのですが、やっぱり洋書はしんどいですね。
ちなみに75時間時点で70%〜80%ぐらい読み終わったところです。
まだ全然頭に入っていません。
とりあえず一度読んで単語調べて、二度目読むときに身につけていく予定。


洋書読みつつ単語力身につけたい人にはかなりお勧めの書籍です。

TED: Ideas worth spreading(及びその他動画サイト)

勉強時間:8.75時間


様々な分野の専門家による講演を見ることができます。全部ではないようですがスクリプトもついています。日本語訳を希望する方はこちらをどうぞ


10ヵ月経過したとき、もっと生の英語に触れたいなと考えて利用するようになりました。
有名なサイトですし、それまでもぼうっと眺めたことはあったのですが。


内容的に面白いですし、長さもちょうどいいですし、英語教材としてかなり素晴らしいです。


ちなみに私が聴いたのは以下の五つです。
時間的に短くてなおかつ興味深いものを聞きました。


その他動画サイトでは以下のようなものがございます。

  • yappr:アニメやニュース、演説等、色々な種類の動画が掲載されています。日本語訳のあるものとないものがあります。

  • Academic Earth:有名大学の講義を見ることができるサイトです。講義の種類は多種多様。日本語訳はないです。

  • EnglishCentral.com:発音チェック機能付きの動画サイトです。

  • Yahoo! Music:洋楽プロモーションビデオ/ミュージックビデオを見たい方にお勧めです。話題の動画だけではなく、過去の動画も多数掲載されています。別にYouTubeでいいじゃんと思われそうですが、歌手毎にまとまっているので。

  • CNN:CNNのニュース動画です。

極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part5&6


勉強時間:29.95時間

英語勉強開始1年が経過した時点で、文法の弱さを克服するために購入しました。


別にTOEICの本である必要はなかったのですが、問題数多いところに惹かれました。
PART5に特化した問題が1000以上載っているのが良いです。


この本をやる前とやった後でTOEICのリーディングのハイスコアに違いはなかったのですが、かなり問題に取り組みやすくなったとは感じます。


ただ、誤字がすごく多かった気がします。
私が購入したのが初版なので、重版で改善されているかもしれませんが。

Facebook(及びその他SNS)

世界最大規模SNSであるFacebookでの英語での交流をけっこう日常的に行っています。


Facebookについて詳しくは過去記事であるネットで国際交流する方法(Facebookの使い方最初の一歩)をご覧下さい。


せっかく勉強した英語、やっぱり使わないと意味ないですよね。
それに、使うことによって活用力つきますし、もっと気持ちを伝えたいという思いがモチベーション維持にもなりますし。


以下、Facebook以外のSNSや英語での交流相手探しサイトです。使ったことないサイトも混ざっています。
交流におけるトラブルにはお気をつけ下さい(これはmixiとかでも同様ですが)。

  • Facebook:世界最大規模のSNS。英語学習のためのサイトではないですが、登録者数が億単位なので交流相手を見つけやすいです。

  • Lang-8:相互添削を通じて交流するSNSです。日本語を学習している人との交流にぜひ。

  • My Happy Planet:言語学習者向けのSNSです。学習を通じて海外の方々との交流が可能です。

  • Shared Talk:英語での文字チャット、音声チャットを楽しみたい方に。

  • InterPals Penpals:ペンパル探しに役立つSNSです

  • japan-guide.com forum:こちらもペンパル探しにどうぞ。

  • mylanguageexchange.com:言語交換用のコミュニティサイトです。

Podcast

よく作業中とかに流しています、色々なポッドキャスト。

流し聴きの勉強効果なんてさほどないとは思いながらも……(それなりに聴き取れるようになればあるのでしょうが)。

ニュース系が多いのは「しっかりした発音だろうから」「海外でどのような話題が取り上げられているか知りたいから」という理由です。

  • CNET News Daily Podcast:コンピュータ系の話題なので、ネットを頻繁に使う人は知っている単語がたくさん出てきて馴染みやすいかと思います。

  • CNN News Update:アメリカの放送局CNNのポッドキャストです。更新頻度高いです。

  • BBC World Service Global News:イギリスのBBCニュースのポッドキャストです。更新頻度は高くないですが、一つ一つが長いです。

  • NewsHour with Jim Lehrer Podcast | PBS:上にて書籍を紹介しました番組NewsHourのポッドキャストです。

  • NW English News - NHK WORLD RADIO JAPAN:NHKによるポッドキャストです。聴きやすいので、上に挙げたポッドキャストが難しいと感じた人にはお勧めです。

  • English as a Second Language Podcast:英語学習用ポッドキャスト。かなり聴き取りやすいですし、語彙も限られていて、そして内容的に面白いです。

辞書等

調べものをするときに使用しているサイトたちです。

  • Weblio:英和辞典・和英辞典です。私は普段こちらのサイトを使うことが多いです。

  • 英辞郎 on the WEB:単語量がものすごく多いです。

  • Wiktionary:日本語辞書に載っていない単語もたくさんあります。それらを調べたいときはこのサイトを使用しています。

  • エキサイト 翻訳:翻訳の精度云々はともかく、書いた英文のスペルチェックによく使用しています。スペルが間違っているとちゃんと翻訳されないので。

  • Delicious:話題のサイトや記事を知りたいときにご利用下さい。

  • Urban Dictionary:スラングを調べたいときの辞書です。解説も英語です。

  • Wikipedia:Wikipedia英語版です。

  • Digg:話題のニュースを知りたいときにご利用下さい。

まとめ

何度も書いていますが、大事なのは、自分の意志で進めていくことだと思っています。


何を自分は求めているのか、そのためには何が足りないのかを考えながら教材を選び、勉強する。
その人に適した勉強法はその人にしかわからないだろうと。


本記事が一つの参考になりましたら幸いです。


最後になりますが、英語勉強を応援してくださった方々、素晴らしい書籍の執筆関係者の方々、素晴らしいサイトの制作関係社の方々に心より感謝申し上げます。

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