左右盲

| カテゴリ:学問

左右盲という単語、初めて知りました。
どんなものかはなんたらかんたら: 左右盲って知ってるかい?を見ていただければわかりやすいかと。
つまりは右と左の判断が即座につかない症状のこと。
「右に曲がって」
と言われても右がどちらかわからない。
医学的に正式な用語ではなく俗語のようですが、このような症状を持っている方がけっこういらっしゃるようです。


私はこれまでこの左右盲というものを知らずに生きてきましたが、冷静に考えると、こういう症状を持つ方が多くいるのはけっこう当然のことなのかもしれないなと。


子ども時代に得た知識というのは、特に意識しなくとも自然に扱えます。
日本で生まれ育った人が日本語を意識なく使えるように、「2×2は?」と尋ねられて4という答えが間に思考プロセスなく思い浮かぶように。
右と左がすぐにわかるのも、子ども時代に身につけたものだからでしょう。


じゃあ、もしも、子ども時代に身につかなかったなら……。


「右は箸を持つ方の手」
ということを良く言われますが、これ、左利きの子どもにとってはかなり混乱の要因だろうなと、上述したリンク先を見て初めて気づきました。
そうだよな、誰もが箸を右手で持つわけじゃないんだなと。
で、その混乱した状態で幼少期を過ごすと、右と左が即座に判断できない大人になってもなんら不思議なことはないだろうなと。


この症状を持つ人がかなり多くいるのであれば、わたしもこれまで、けっこう困らせてきたんじゃないかなと……。
「誰だって右と左の判断が即座につく」ということを前提として人に物事説明してきましたし。


わたしにだって、人は当たり前にこなけれど自分にとっては当たり前にできないことというのがあって……。


当たり前を当たり前で片付けることの恐さをちょっと考えました。
ただ、当たり前を当たり前で片付けていかないと物事をスムーズに進められないのも確かなので難しいところなのですが。

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