英語勉強1年間のまとめ 中編-429.25時間の使用教材と勉強内容-

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今回の記事はTOEIC850点までの8ヵ月強(310.9時間)のまとめの更新版です。


英語勉強1年間経過時のまとめ記事、今回は中編でございます。



2008年10月18日〜2009年10月25日までの勉強429.25時間、その間の使用教材についてです。
購入した使用教材、及び頻繁に利用したWebサイトについては全部記述しています。


この429.25という勉強時間は「よし、勉強だ!」という姿勢で本やPCに向かった時間数のため

  • 移動中にイヤホンで聴く

  • 他の作業中に英語のニュース流す

  • 英語でのチャット

  • 英語でのメールやり取り
といった時間は含まれていません。実際に英語に触れた時間はこの2倍〜3倍はあると思います。
そこまで細かく記録するのが面倒だったというのもありますし、集中していない状況で英語に触れることが時間対効果薄いだろうと考えているからというのもあります。


実際に下記の勉強をすることでどのレベルまで達したかは英語勉強1年間のまとめ 前編-自己分析と対策-をご覧下さい。


基本的に勉強に使用した順番で記述しています。

勉強時間推移とTOEICスコア推移

  2008年2009年
  10月18日1月11日3月15日5月31日6月28日7月26日9月13日10月25日
勉強時間累計(単位:時間)0130177.45279310.9336.5390.95429.25
TOEIC
(単位:点)
Listening?345390375450430430430
Reading?350380380400420415375
Total300〜400
(推定)
695770755850850845805

TOEICテストこれ1冊で全パートをモノにする
―500点~860点突破のための解法テク&実戦問題


勉強時間:51.0375時間


英語の勉強開始時にまずこの本を購入しました。
TOEICを利用して英語力を身につけようという考えでしたので。


書籍の内容的にはTOEICのPART1〜PART7をざっと要点抑えつつ問題解きつつ知っていく感じです。

TOEIC攻略という観点においては他の書籍に比べてずば抜けているという印象はないですが、ポイントの掴み方は確かにうまいかもしれない。

この本だけで860点突破は厳しいでしょうが、そのために必要な要点は確かに身につけられるかなと。実体験として。


この本で一番役に立ったのは、PART5の解説部分。
70ページぐらいに渡って文法の基本(時制について等)が書かれていて、これが文法知識のまったくない私には本当にありがたかった!!


満点を目指すならともかく、700点〜800点ぐらいを目指すなら高度な文法知識はいらないと思っていますが、さすがに最低限の基礎は必要ですので。


PART5以外の箇所については一度だけ通しで学習して、それ以降はほぼ一度目に抜き出した単語をたまに復習する程度。
PART5部分は今でも読み返します。

smart.fm

勉強時間:81.735時間


当時はiKnow!というサイト名でした。


様々なコースが用意されているのですが、私が利用したのは以下の6つのコースです。3000近い例文数になると思います。音声付きです。


TOEICを初めて受験したとき、単語はだいたいこちらのサイト上のものを覚えました。


実際にはTOEICに出てくる単語を網羅するには到底程遠いでしょうが、全然内容を覚えきれていない状態で695点とれたので、頻出単語は選ばれているのだと思います。
まあ、TOEICという試験が単語力乏しくてもそれなりになんとかなるということもありますが。


iKnow!という学習用のアプリケーションが用意されているのですが、私はそれは使わなかったです。

かなりよくできたアプリケーションなのですが、自分のリズムで勉強したかったので、例文集を見ながら勉強しました。

ただ、アプリケーション使わないとこのサイト使う意味薄くなりますね、今にして考えれば。

アプリケーション使わないなら単語書籍買って体系的に覚えた方がよかったかもという気もしますが、CD数枚分の例文に耳で触れられたのは大きいです。


あと、話すスピードが比較的ゆっくりなので、聴き取りやすかったです。

英語の発音がよくなる本


勉強時間:4.55時間


音の種類を知らずに勉強を進めるのは、かなりストレスでした。
なので勉強開始して1ヵ月程経った時点で購入しました。
カタカナでも行けると思っていたんですよ、最初の頃は。


英語の勉強を始めるなら、まず最初にやるべきは発音だなと感じました。
音の種類を知らないとリスニングとスピーキングだけじゃなくてリーディングも辛いんですよね。

日本人の英語


主に電車の中や休憩中に読んでいたので、勉強時間は記録していないです。

正直、まだ全然身についていないですし覚えていないですしなので、またいずれ読む予定でいます。


日本語を元にして英語にしていくことを考える日本人がしやすいミスがうまくまとまっています。


ここに書かれているニュアンスを意識せずとも守れるように今後なりたい。

新TOEICテスト「直前」模試3回分


勉強時間:60.925時間


初めてTOEICを受ける際、実際に試験がどんなものかを体感するために購入しました。

テストを受ける前には模擬問題を解いておくのがTOEICに限らず基本ですから。

なんか色々とTOEIC向けテクニックが載るっているのですが、その辺りはさほど気にせず、純粋に問題集として使った感じです。

目標が500点とか600点ならテクニックは役に立つのかもしれないですが、もっと上を目指すとなるとジャマになるような気がしたので、なんとなく。

TOEIC TEST 英単語 スピード マスター


勉強時間:67.2575時間


勉強開始して3ヵ月経過したとき、さすがにこれから先もっと単語力つけないと厳しいなと感じて購入しました。

この本を選んだ理由の一つは、CDがついていたから。やっぱり耳でも覚えたい。

あと、長文が充実していたからです。


勉強法としては

  • まず一回通しでやりつつ、その際に覚えられない部分を抜き出してまとめる(1000個でも2000個でも)。

  • 覚えられなかった部分だけを口に出して何度も読む(回数よりも期間が大事だと思います。1日に15回読むよりは1日1回を15日繰り返すような)。

  • 覚えられなかった部分を覚えている間に覚えていたものが記憶から零れていくので、また通しで学習。
みたいな流れでやりました。
今も継続してやっています。

The NEWSHOURリスニング—NHK BS英語ニュースを聴きこなす


勉強時間:46.88時間


タイトルの通り、The NewsHourというアメリカのニュース番組の本です。ディスカッションやインタビューを通じて時事問題について考える番組ですね。

勉強開始して3ヵ月ぐらい経ったとき、リスニングの苦手さを克服するために購入しました。最終的にニュースをばっちり聴き取れるようになるという目標もありましたので、適切な書籍かなと。

リスニング390点が450点に上がるまでの過程に使っていた書籍の一つなのですが、点数アップはこの本の力によるところが大きかったと思っています。


この本はいわゆるテクニックを教えるような類の本ではないです。

聴いて問題を解く、という非常にシンプルな構成です。

この本のなにが優れているかというと、色々と美点はあるのですが、一番は取り上げられている題材が面白いこと、ですね。

リスニング用の教材なのですが、リーディング本としても充分に興味深い内容です。


書籍にはTOEICスコア600の人が対象とありますが、900以上の人でもかなり聴き応えあるかと思います。


勉強法としては

  • まず一回、本の指示通りに進める。その際に知らなかった単語は抜き出しておく。

  • 二回目は知らなかった単語を抜き出した紙を見た上で聴く。これで聴き取れなかったなら、単語を知らないのではなくて耳が拾えていないからということになる。耳が拾えるようにがんばる。
といった感じで進めました。


ディスカッションを通じての生の英語に触れられる超良書です。

英語のリスニングは発音力で決まる!―UDA式30音練習帳


勉強時間:7.8時間


上に書きました「英語の発音がよくなる本」と同じ、発音強化のために購入しました。

発音の要点をつかむ上では良い本なのかなと思います。


正直、発音本は、私に発音の知識がないのど本の善し悪しがわからない……。

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.3〉


勉強時間:25.665時間


半年ぐらい経過したとき、もう『新TOEICテスト「直前」模試3回分』は答えを暗記してしまっていたので買いました。

TOEICの公式本なので、TOEIC試験を体験するためには多分一番の書籍なのでしょう。


私は購入していないですが、今はVol.4が発売されています。

英会話ペラペラビジネス100
- ビジネスコミュニケーションを成功させる知的な大人の会話術


勉強時間:12時間


勉強開始して半年経過した時点で、喋れるようになりたいという目的で購入しました。

簡単かつ重要な例文だけをひたすらに学習していく感じの書籍。
各項に短いながらも場面設定があって、内容的に聴いていて飽きないです。


この本一冊でペラペラになるのはさすがに難しいと思いますが、この本の内容を身につければ英会話が楽になるのは確かだと思います。
実際に私はこの本の内容にかなり助けられています。

Friends


勉強時間:4.5時間


8ヵ月経過した時点で、どの程度英語のドラマが理解できるものかという目的で見てみました。
けっこう自信あったのですが、はい、悲しくなるぐらい理解できませんでした。


生の英語に楽しみながら触れられるという点では良いと思います。
すごく面白いです。さすがに大ヒットドラマって感じです。
私はかなり笑いました。


ちなみに4.5時間という勉強時間は、英語字幕を見ながら単語の意味を辞書で調べつつ2話まで見終わった時点でのものです。

RareJob

勉強時間:31.95時間


オンライン英会話スクールです。
月に5000円という安さで毎日25分の講義が受けられます。
詳しくは過去記事格安オンライン英会話RareJob(レアジョブ)の感想まとめをご覧下さい。


始めたのは勉強を開始してから9ヵ月経過した時点です。
それなりにリスニングとリーディングの能力がついたので、次は身につけた力をスピーキングでも発揮できるようにしようと。
最初はけっこうしんどかったです。想像していた以上に喋れなくて。
聴き取りだって全然できないですし。


慣れてくるとかなり楽しいですよ。
安価で英会話の場数をとにかく踏みたいという人にはお勧めです。

Word Power Made Easy


勉強時間:30.05時間


英語の勉強を開始して9ヵ月程経ったとき、もっと英語に触れることをしないとこれから先辛いなと感じて購入した本です。
TOEIC試験は英語の量が少ないので英語慣れしていなくてもそれほど困らなかったのですが(900点から先は困るかもしれませんが)、英語のラジオ等で多量の英語が頭に入ってくるとかなり混乱してしまう状況だったので。


語源を身につけることによって英語のボキャブラリーを増やすといった類の本です。
洋書です。日本語はどこにもありません。英語びっしりで500ページ以上です。


内容がすごい面白いですし、文章も読みやすいのですが、やっぱり洋書はしんどいですね。
ちなみに30時間時点で半分も進んでいません。
しかもまだ全然頭に入っていません。
とりあえず一度読んで単語調べて、二度目読むときに身につけていく予定。


洋書読みつつ単語力身につけたい人にはかなりお勧めの書籍です。

TED: Ideas worth spreading(及びその他動画サイト)

勉強時間:4.9時間


様々な分野の専門家による講演を見ることができます。全部ではないようですがスクリプトもついています。日本語訳を希望する方はこちらをどうぞ


10ヵ月経過したとき、もっと生の英語に触れたいなと考えて利用するようになりました。
(それまでもぼうっと眺めたことはあったのですが)


内容的に面白いですし、長さもちょうどいいですし、英語教材としてかなり素晴らしいです。


ちなみに私が聴いたのは以下の五つです。
時間的に短くてなおかつ興味深いものを聞きました。


その他動画サイトでは以下の二つがお勧めです。

  • yappr:アニメやニュース、演説等、色々な種類の動画が掲載されています。日本語訳のあるものとないものがあります。

  • Academic Earth:有名大学の講義を見ることができるサイトです。講義の種類は多種多様。日本語訳はないです。

Facebook(及びその他SNS)

世界最大規模SNS Facebookでの英語での交流をけっこう日常的に行っています。
Facebookについて詳しくは過去記事であるネットで国際交流する方法(Facebookの使い方最初の一歩)をご覧下さい。


せっかく勉強した英語、やっぱり使わないと意味ないですよね。
それに、使うことによって活用力つきますし、もっと気持ちを伝えたいという思いがモチベーション維持にもなりますし。


以下、Facebook以外のSNSや英語での交流相手探しサイトです。使ったことないサイトも混ざっています。
交流におけるトラブルにはお気をつけ下さい(これはmixiとかでも同様ですが)。

Podcast

よく作業中とかに流しています、色々なポッドキャスト。

流し聴きの勉強効果なんてさほどないとは思いながらも……(それなりに聴き取れるようになればあるのでしょうが)。

ニュース系が多いのは「しっかりした発音だろうから」「海外でどのような話題が取り上げられているか知りたいから」という理由です。

  • CNET News Daily Podcast:コンピュータ系の話題なので、ネットを頻繁に使う人は知っている単語がたくさん出てきて馴染みやすいかと思います。

  • CNN News Update:アメリカの放送局CNNのポッドキャストです。更新頻度高いです。

  • BBC World Service Global News:イギリスのBBCニュースのポッドキャストです。更新頻度は高くないですが、一つ一つが長いです。

  • NewsHour with Jim Lehrer Podcast | PBS:上にて書籍を紹介しました番組NewsHourのポッドキャストです。

  • NW English News - NHK WORLD RADIO JAPAN:NHKによるポッドキャストです。聴きやすいので、上に挙げたポッドキャストが難しいと感じた人にはお勧めです。

  • English as a Second Language Podcast:英語学習用ポッドキャスト。かなり聴き取りやすいですし、語彙も限られていて、そして内容的に面白いです。

まとめ

大事なのは「目的を明確にして教材を選び、目的を持って教材を進めていくこと」だと考えています。
その人に適した教材は、本人にしかわからないだろうと。


今回紹介したものをそのまま鵜呑みにするのではなく、教材を選ぶ際の指針の一つぐらいに使っていただければと思います。


後編は実際に私が英語を使うようになってなにをしたか、生活がどう変わったかみたいなことを書こうと思います。

概要

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