漫画・アニメ・アニメソングのブログ記事

マンガで分かる

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なんだか注目を集めているみたいですね、ゆうメンタルクリニックさんのサイトに掲載されているマンガで分かる心療内科・精神科。一日で200000万PV(ページビュー)以上です。

メンタルクリニックの臨床心理士である「心内療(しんないりょう)」と看護師である「官越あすな(かんごしあすな)」がメンタル(心療内科や精神科が取り扱う範囲)に関する内容についてギャグを交えながら説明してくれるというマンガになっています。
人気が出るだけあって、色々な意味でハイクオリティです。

重い話題について軽く語っているこのマンガ、まあ賛否両論ありそうな気はしますが、個人的には賛成です。
かなり好意的に見させていただきました。

自殺大国と呼ばれるこの日本において、それでも依然としてメンタル面については世間的に遠ざけすぎな風潮が根強いと感じています。
さすが根性論の国であり、根性論の国だからこその良さも多々あるのでしょうが、社会的にかなり無理が生じているように思います。

マンガというのは非常に受け入れやすいものです。誰だって子ども時代にマンガで描かれた伝記を読んだ記憶があるのではないでしょうか。
今回の「マンガで分かる心療内科・精神科」を通じて現代日本の風潮に少しでも変化が生まれればなんて考えています。
だから賛成しています。

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日本と言えば誰がなんと言おうと漫画大国なわけです。
「漫画なんて子どもの読む者よ」なんて気取っているシロガネーゼだって若かりし頃に読んだ純情クレイジーフルーツを思い出して高校時代を懐かしむ国です、きっと。
そんな漫画大国において、現在連載中の三大ギャグ漫画と言えば、聖☆おにいさんデトロイト・メタル・シティ、そしてピューと吹く!ジャガーです(青春B調べ)。

このblogで何度も取り上げていますが、ピューと吹く!ジャガー大好きです。うすた京介さん作品が大好きです。
ギャグ漫画の歴史を大きく変えた人だと思うんですよね。
セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさんが週刊少年ジャンプで連載始まったときは、本当に衝撃的だった。
(同時期に連載されていた木多康昭さんの幕張も別の意味で衝撃的だった。叶親君の○ン○○の○○○ぽ○○黒でした!!)。

そんなピューと吹く!ジャガーがアニメ映画化されるそうです。
DVDと同じ、蛙男商会制作ですよ。オリジナル脚本で2009年新春公開予定。
めちゃくちゃ楽しみです。
実写映画も見に行きましたが、今回のアニメ映画も絶対行きます。
ジャガーさんは野菜と一緒に世相も斬るすごい人なんですよ。

映画「ピューと吹く!ジャガー」公式サイト
うすた日記


  

   

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銀河旋風ブライガーはWikipediaによると"日本のテレビアニメで初めてベッドシーンが描写された作品"だそうです。
ちなみに前にこちらで紹介しましたDAICON 4は"日本のアニメで初めて乳揺れシーンが描写された作品"だそうです。
ということで、今回はわたしの大好きなアニメOP・EDの紹介です。
以下、過去の記事の一覧となっています。下に行くほど新しい記事です。


銀河旋風ブライガーは1981年~1982年にかけて放映されました。J9三部作の一作品目です(他の二つは銀河烈風バクシンガーと銀河疾風サスライガー)。
J9という名前の始末屋グループが悪を退治していくというストーリーです。
二十年以上前の作品ではありますが、スーパーロボット対戦シリーズにも参戦しているので、知名度は若い人の間でもけっこう高いんじゃないかと。

銀河旋風ブライガーは音に強いこだわりがあります。
一枚のレコードを聴いているようなアニメを作りたいという思いで制作開始されたそうです。
作品の音楽はアニメ音楽界の偉人である山本正之さんが担当されています(ヤッターマン実写版の主題歌決定おめでとうございます!)

そんな銀河旋風ブライガーのオープニングはとにかく"熱い"です。
柴田秀勝さんによる渋くてかっこいいナレーションから始まり、テンポも展開も速い映像と音楽は、思わず見入ってしまいます。
"気づくとオープニングが終わっている"ぐらいに見入り、何作ものオープニングをまとめて見たかのような満足感が得られます。
歌がうまいとか絵がうまいとかそういう次元ではなく、なんかテレビの前で歌いたくなるんです。
楽しい気持ちにさせられます。

ちなみにJ9という名前の由来は、この作品の構成や脚本を手がけた山本優さんが「ソニーのビデオデッキSL-J9が買えなかったから」だそうです(作品内ではアステロイドベルトのウエストJ区9番地に集結したからです)。

Wikipedia 銀河旋風ブライガー
Wikipedia 山本正之
スーパーロボット大戦 公式サイト[SRW]

  

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アニメのOPやEDを見るのが大好きです。
好きなものを大きな声で好きと言いたい、言うべきだ、ということで始めたアニメOP・ED紹介、十二回目なんですね。

以下、過去に書きました紹介記事一覧です。
下に行くほど新しい記事です。
アニメの年代順とはまったく関係ないです。


今回紹介するのは風人物語のOPです。
まずは作品について簡単に解説です。
風人物語とは
「中学生女子の主人公の、風を操る能力を扱った非現実的だけれど現実的な物語」
です。2004年にテレビ化されたので、比較的最近の作品です。
大鳥南さんによるアニメ企画大賞の第一回受賞作を原案として、アニメファンなら名前を知っている人ばかりであろう豪華メンバーで作り上げられました。
音楽や映像が一体となり、全体が独特な雰囲気に覆われている作品です。

どういった雰囲気かと問われると説明が難しいのですが……。
宮崎アニメから表面的な現代っぽさを抜いた素朴な感じで、でも、その素朴さの中に風景描写やキャラクターの表情とかに確かな個性と技術力があって……。
やっぱり上手に説明できないです。
とにかく、独特な雰囲気なのにとても自然に心に入ってきます。
独特のアニメと思っているこの作品こそが普通で、普通のアニメと思っている他の作品たちこそが独特なのかもしれないという気持ちにさせられます。

そんな作品である風人物語のOPは、作品の雰囲気が凝縮されています。
シンプルといえばシンプルなんですが、シンプルさにここまで惹きつけられるOPはそうないんじゃないかなと。
YuUさんが歌っている主題歌「風の詩~WINDY TALES~」と映像がものすごくマッチしています。
歌だけでも映像だけでも素晴らしい上にそれらが見事に組み合わさって生まれた傑作OPです。
OPを見ているだけで切なくて泣きそうになります。
日常を切り抜いたOPで、悲しい描写があるわけではないのに。
それはわたしがもう中学時代を遠く過ぎた大人だからなのかもしれないです。

こういう素朴さは、誰もが大事にしていかないといけないものなんじゃないかと感じます。

風人物語

スレイヤーズREVOLUTION放映中

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開始から少し時期が過ぎてしまいましたが、スレイヤーズREVOLUTION、放映されていますね。
まさかまたスレイヤーズの新作テレビアニメを見られる日が訪れるとは思っていませんでした。
テレビアニメシリーズとしては1997年のスレイヤーズTRY以降、11年振りの4作目ですからね。

見ながら楽しさと共に懐かしい気持ちに浸らせてもらっています。
1995年のスレイヤーズ、1996年のスレイヤーズNEXT、1997年のスレイヤーズTRYが放映されていた時期のことを思い出します。
けっこう昔のこととなってしまいましたが、当時楽しく見ていた気持ちや、世間での流行振りは今でもかなり覚えています。
アニメの歴史について語る上では決して外すことのない名作ですね。

ライトノベルという分野がここまでに広まった現在、その一つのきっかけとなった作品ではないでしょうか。
爆発的に売れていましたね。映画化やゲーム化もされました。
確か、当時は公開されていた長者番付(高額納税者)に原作の神坂一さんとイラストのあらいずみるいさんの名前が載っていたような……。
初めはあらいずみるいさんのどこまでが名字でどこからが名前かがわからなかった……。

アニメシリーズの主題歌は基本的には林原めぐみさんと奥井雅美さん、あるいは二人一緒に歌っていました。名曲揃いです。
特にスレイヤーズNEXTのオープニングGive a reasonはアニメソング史上に残る名曲ではないでしょうか。当時、かなり前向きにしていただいた歌です。
今でこそ声優の方のCDがセールスランキングの上位に入ることは珍しくないですが、その先駆けは林原めぐみさんではないかと。
オリコンベスト10の常連でしたからね。
林原めぐみさんの"声優としてアニメのために歌を歌う"というスタンスがとても好きでした。
今作の主題歌も林原めぐみさんが歌っています。

スレイヤーズを知っている人も知らない人も、ぜひ今回のREVOLUTION、見てほしいです。
声優も主題歌も雰囲気も、スレイヤーズらしさを大切にした新作です。

StarChild:スレイヤーズREVOLUTION
Wikipedia スレイヤーズ


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暑い時期こそしっかり食べないといけない。
暑さに負けちゃいけない。
だから、たくさん食べて、たくさん栄養摂取です。
ということで、感動や感奮を与えてくれる素晴らしきアニメOP・EDの紹介でございます。
第十一回目ですね。
以下、過去の記事の一覧です。

今回紹介するのは寺沢大介さん原作の超名作ミスター味っ子のOPとEDです。
寺沢大介さんはわたしの大好きな漫画家さんの一人です。
ミスター味っ子だけではなく、WARASHI、将太の寿司もお気に入りです。今は喰いタンやミスター味っ子Ⅱが人気ですね。
料理漫画と言えばこの人というぐらい、料理漫画の第一人者でしょう(WARASHIは妖怪漫画だけれど。面白いですよ)。
料理漫画というよりは料理を題材としたエンターテインメントというのが正しいかもしれないですが。
タッチが野球を題材にした恋愛漫画であるのと同じように。
まあ、なんにせよ素晴らしい漫画家さんです。

そんなミスター味っ子のアニメ版、当時見ていた人はかなり記憶に残っているんじゃないかと思います。
味皇様の美味しいものを食べたときのリアクションを筆頭として、かなりインパクト強いアニメでしたので。
原作とはまったく違う味を出していましたね。
第一話の陽一くんのアグレッシグな登場シーンはかなり驚きました。
原作では家の仕事の手伝いで学校に行かず(行けず)、ゲームで寝不足になる子ですからね。

漫画をアニメ化した場合"原作をいかに忠実に再現するか"とか"現実の雰囲気をいかに壊さないか"が重要な要素になることが多いように思います。
そんな中、このミスター味っ子は原作のイメージを壊して成功した数少ない例ではないかなと。
原作ファンが新鮮な気持ちで楽しめ、そして知らない人もおそらく純粋に楽しめる、そんな良質なアニメでした。
ちなみに、TWO-MIXやコナンで御馴染みの高山みなみさんのデビュー作です。主役デビューってすごいですね。

パイナップルカレー、イカ詰めカレー、カレー丼などなど(やばい、カレーばっかり)、見ていて楽しくい気持ちになる料理がたくさんでした。実際に美味しいかは別として……。
生石灰に水をかけてお弁当を温めようと試みた人も多いのでは?

そんなミスター味っ子のアニメ、OPもEDもかなり良かったです。
まずOPですが、アニメ絵、漫画絵、実写絵を取り混ぜた構成が秀逸です。
これから始まる本編が楽しみになる演出がしっかりとなされています。
そしてEDは、OPとは一転のシンプルな構成で、心に染み渡ります。
アニメ版ミスター味っ子は原作以上のハートフルさがあり、それをうまく表現した良EDです。
また、OPもEDもアニメ史上に残る名曲がテーマソングです。
OPの「ルネッサンス情熱」とEDの「心のPhotograph」、どちらも国安わたるさんが歌っています。作曲も国安わたるさん、作詞は松本一起さん、編曲は矢野立美さんです。
元気が出るOP、泣けるED、素晴らしいです。

こういうストレート過ぎるぐらいにストレートな楽しさや臭さがあるアニメ、また見たいです。

Wikipedia ミスター味っ子
Wikipedia タッチ(漫画)

  

感動感奮アニメOP・ED(DAICON4 OP)

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もう十回目なのですね、わたしが大好きなアニメのOP(オープニング)とED(エンディング)の紹介。
アニメのOPとEDを見るの、本当に好きです。至福のときを与えてもらえます。
絵、音楽、動き、そして本編前のドキドキ感や本編後の物悲しさ等、多くで胸が満たされます。

以下、これまでに紹介した九個の記事の一覧です。

今回十回目として紹介するのはDAICON 4("大"阪SF"コン"ベンション"4"回目)のオープニングアニメであるDAICON Ⅳ OPENING ANIMATIONです。
もはや伝説として語られている映像作品ですので、アニメファンなら大体がご存知じゃないかと思います。
テレビアニメのオープニングではないため、一般知名度は低いかもしれないです。
アニメのためのOPではなく、イベントのためのアニメOPです。そう言った意味ではこれまでに紹介してきたものとは異なります。

制作したのは自主制作映像集団であるDAICON FILM。
DAICON FILMのメンバーたちによって後に構成されることになるのが超有名アニメ作品を多数生み出しているGAINAXです。
DAICON FILMやGAINAXについてはネット上にたくさん情報ありますのでそちらをご参照ください。

このDAICON Ⅳ OPENING ANIMATION、初めて見たとき、かなり衝撃的でした。
そして、何度見ても、いえ、見れば見るほどに衝撃が増していきます。
アマチュアを含む自主制作集団が多くの時間を費やし、多くの情熱を注いで作り上げた出来は、見ていて熱くなります。
世間一般にすれば、時間を費やしたのではなく、時間をムダにしたと思われるような行為かもしれない。
制作されたのは25年前です。今以上に「オタク」や「マニア」に対する偏見があった時代でしょう。

表現に対するものすごい欲求が「自主制作」という前提をなくしたとしてもアニメ史に残るであろうここまでの名作を作り出したのでしょう。
見ていると、わたしも負けていられないという強い気持ちになります。

「目的や目標が大事なのはもちろんだが、その根底には常に情熱の炎が燃えていないといけない」
臭い言葉ですが、これが真実と考えています。

多くを与えてくれる傑作動画です。

GAINAX NET|Works|Animation & Films|DAICON FILM
Wikipedia DAICON FILM
Wikipedia 日本SF大会

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水木と言えば水木しげるさん、もしくは水木一郎さんなわけです。
どちら様も熱い男ですよ、本当に(残念ながらお会いしたことはないですが)。

ということで、先日、青山オーバルビル(表参道駅あるいは渋谷駅が最寄)にて行われている水木しげる~妖怪道五十三次展~ [GoFa]を見に行ってきました。
もはや偉人の一人に数えてよいであろう大漫画家水木しげるさんの展示会です。
アメリカ"ワシントンDC・ニューヨーク"にて開催された展示会の帰国展となっています。
詳しい情報は以下サイトをご参照ください。
水木しげる~妖怪道五十三次展~ [GoFa]

とにかく、惚れ惚れしてしまう素晴らしき作品たちです。
知らない人はいないであろう名作"東海道五十三次"を"ゲゲゲの鬼太郎"バージョンにしたというものなのですが……
日本人に馴染みやすい名作と日本人が馴染んできたキャラクターたちの最高のコラボレーションなわけですが……
決してその組み合わせやアイディアが良いだけではなくて、描き込みだったり、キャラクターの個性だったり、細部にわたってのこだわりがものすごかったです。
"東海道五十三次"だからとか"ゲゲゲの鬼太郎"だからということではなく、純粋に傑作なんですよね。
浮世絵ファンじゃなくても鬼太郎ファンじゃなくても満足できるでしょう。
感動しました。
また、日本独特の文化を今後も残していくことは非常に重要だと強く感じました。

7月13日まで開催中ですので、ぜひまだ行っていない皆様も!

冒頭の写真は展示会期間中のみカフェで食べられる"目玉親父ぜんざい"と"妖怪カプチーノ"です(妖怪カプチーノには別の種類もございます)。
飲み食いするのがもったいない出来ですね(美味しくいただきましたが)。

水木しげる 妖怪道五十三次
水木しげるの妖怪ワールド
ICHIROU MIZUKI OFFICIAL SITE
Wikipedia 日本の妖怪一覧


  

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アニメのオープニングやエンディングを見るのが大好きです。
ということで感動感奮したアニメオープニング及びエンディング紹介、今回で9作目ですね。
制作者の方が偶然この記事を読んで嬉しくなってくれたらいいななんていつも思っていたりします。
「セル画描いていたのわたしです」という方いたらぜひメールください(ダメ元でお願い)。

以下、これまでに書いた内容一覧です。

ハイスクール奇面組OP7
シティーハンター2 OP1
うる星やつら OP2
かみちゅ! OP
フリクリ ED
YAWARA! OP1&OP2
悪魔くん OP
幽☆遊☆白書 ED4&ED5

今回紹介するのはアリスSOSのオープニングです。
歌は豊口めぐみさんと池澤春菜さんによるSOSとなっています。

アリスSOS、天才てれびくんの枠内で放映されていたアニメです。
なので、特にアニメ好きじゃない方も記憶にけっこう残っているんじゃないでしょうか。
本好きの少年たちがさらわれたアリス(不思議の国に出てくるアリスです)を助けるというストーリーです。

このアリスSOSのオープニング、ほとんどが無地の背景で、派手さはありません。
興奮を誘うような演出がされているわけでもありません。
過去のアニメ史の中でもものすごく地味なオープニングかもしれません。
でも、見ていて感じるのは「地味さ」ではなくて「シンプルゆえの良さ」なんです。
登場するキャラクターの動き、標識、アニメっぽさない画風の踊るアリス、どれもがセンスに満ちています。
豊口めぐみさんと池澤春菜さんによるテーマソングSOSもぴったりです。
一世を風靡した女性デュオであるピンク・レディーのS・O・Sのカバーですが、名曲はいつの時代も名曲だなと実感します。

NHKアニメ、やっぱり恐るべしです。

Wikipedia アリスSOS
Wikipedia 天才てれびくん
Wikipedia ピンク・レディー


 

BECK完結

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月刊マガジンにて連載していたハロルド作石さん作による人気マンガBECK、今月号にてついに完結しましたね。
10年近く続いた長期連載でした。月刊マガジンの看板マンガの一つだったと言って良いでしょう。
わたしも毎月かなり楽しく読ませていただいていました。

ストーリーもののマンガというのは読んでいるとき「最後はどうなるのか」が頻繁に頭をよぎります。
それを想像することが楽しみの一つなわけです。
でも、実際に終わりが来ると、終わり方の良し悪しに関わらず、やっぱり寂しさがあります。
ああ、もうこの続きは読めないんだなと。

BECKはバンドもののマンガです。音楽というものを主題として扱っています。
実は音楽メインのマンガってかなり少ないんじゃないでしょうか。
たとえば、音楽を扱った人気のマンガと言えば今はNANAですが、NANAは内容的に音楽メインじゃないですので。
それはマンガという音のない世界にて音を扱うことの難しさを示しているのでしょう。
だからこそ、音楽をメインとして扱って長期間人気を得続けたというのは賞賛に値することかと思います。

わたしは楽器をまったくやらない人間ですので、実際に音楽を演る方から見てBECKがどういう作品なのかは判断できません。
まあ「ちょっとそれは」と思う部分も正直あるんじゃないかと。
でも、BECKの面白さって、そこじゃないと思うんですよね。
個人的には、BECKは現代を舞台にはしていますが、リアリティがあるかどうかが大事なのではなくて、純粋にエンターテインメントとして楽しめるところが売りなのかなと。
メッセージ性はありますが、それが変に堅苦しくはなく、小難しさがなく、読んでいて素直に楽しめる良作です(もちろん、メッセージ性が強い良作もたくさんあります)。

お勧めのマンガです。
完結したことですし、読んだことがない方はぜひ一気読みを(まだ単行本は発売しきっていないですが)。

ハロルド作石さん、素晴らしい作品を本当にありがとうございました。

BECK
NANA online


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概要

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